世界的に流行しているコロナと貧困

 




 前回は感染症と貧困というテーマで、貧困に苦しむ人たちを支援する団体をいくつか紹介しました。今日は世界的に流行しているコロナと貧困についてお話ししたいと思います。ユニセフは12月8日、新型コロナウイルス流行により、さまざまな形の貧困状態に陥った子どもが世界で推計1億人増えたとの報告書を発表しました。経済面だけでなく、教育や健康、衛生などの面で不十分な状態を含めて「貧困」と位置付けました。こうして状態にある子どもは、2019年と比べ、約10%も増え、約11億人に上ると推計し、子どもの生活水準が新型コロナ流行前に戻るには、少なくとも7~8年かかると分析しました。コロナ拡大に伴い、日本でも学校学校が一斉休講になったことはみなさんも記憶に新しいと思います。その期間、給食がなくなったため保護者は仕事に行けなかったい家庭も多く、仕事を失ったり、生きる希望すらなくなる人も出るなど多くの人が大切なものを奪われたのではないでしょうか。格差や貧困がますます広がる中で、この問題に対してどんな支援が求められているのか、社会の仕組みや制度はどうあるべきなのかみなさん自分事として考えてみてはいかがでしょうか?

 来週は貧困地域は外国だけなのか、日本は本当に貧困のない国なのか、みなさんにとって新しい発見となる内容を紹介するので楽しみにしていてください。

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